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【江尻良文の快説・怪説】菊池、独特の天然芝で“神の手”披露できるか “不毛地帯”メジャー内野で花咲かせろ

 WBC準決勝で特に注目される“侍”の1人が、菊池涼介内野手(27)=広島=だ。日本人内野手にとって米大リーグはハードルが高い。独特の天然芝のメジャー球場でも通用するのか、最終関門になる。

 「菊池の守備はメジャーでもトップラスだ」「日本の二塁には神の手がいる」etc。1次、2次リーグ6連勝の原動力となった菊池の守備に対しては、メジャーリーグ関係者も絶賛している。

 野茂英雄から始まり現在の岩隈久志、ダルビッシュ、田中将大、前田健太ら投手の日本人メジャーリーガーは高く評価されている。外野手も松井秀喜、イチローの2人がメジャーリーグでもトップスターの座をつかんできた。

 ところが、内野手は“不毛地帯”だ。打球の勢いがそがれるメジャー球場独特の天然芝に対応できる強肩、好守の日本人メジャーリーガーは誕生していない。ゴジラ松井ならぬ「リトル松井」として期待された松井稼頭央(現楽天)を筆頭に枕を並べて討ち死にだ。

 それだけに菊池に対する期待がなおさら高まるが、これまでの1次、2次リーグはすべて人工芝で、勝手知ったる東京ドームでの試合。準決勝の舞台ドジャースタジアムでも同じように“神の手”を披露できるのか、最終関門として見どころになる。

 団塊の世代には“オズの魔法使い”と呼ばれ、遊撃守備だけでメジャーのスーパースターに君臨したオジー・スミス氏(62)が思い出される。菊池には“和製オジー”と呼ばれるまで上り詰めてほしい。 (江尻良文)

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