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「酷使」を考える…米記者が投手や腕にまつわる問題を提起、検証 荒木大輔氏「事実として知ってほしい」 (1/2ページ)

 センバツ高校野球で26日、2試合続けて延長15回引き分けがあった。2試合連続どころか、1大会で2試合が再試合になったのも、春夏を通じて初。福岡大大濠の三浦銀二投手は2試合連続の完投で、計326球を投げた。かなり配慮されるようになったとはいえ、肘や肩が心配になる。

 「甲子園を否定するつもりはない。子供たちの肘や肩を守るために立ち止まり、考えるきっかけになればうれしい」とは、米サイト「YAHOO! SPORTS」の野球コラムニスト、ジェフ・パッサン記者。先月末、著書『豪腕』(原題はThe Arm)が日本でハーパーコリンズ・ジャパンから刊行された。米国だけでなく、日本でも取材。投手や腕にまつわるさまざまな問題を提起、検証している。

 同記者が来日したのは2014年の夏。筆者は、早実で甲子園に5度出場し、ヤクルト時代にトミー・ジョン(肘の靱帯再建)手術を受けた荒木大輔氏のインタビューを仲介、通訳も務めた。日本のリポートには1章が割かれているのだが、日本の読者にとって興味深く、ショッキングなのは米国の現状だろう。

 たとえば、トミー・ジョン手術を受ける投手の低年齢化。著名な整形外科医が執刀した高校生の数は20年前の年間1、2人から80-90人に急増しているそうだ。

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