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私が目指す監督の理想像 野村克也さん、若松勉さん…偉大な先輩たちのいい部分を取り入れたい (1/2ページ)

 先日、僕は今季限りでの現役引退を表明しました。昨季終了後から「選手は来年まででいいかな」という思いを抱え、それをお伝えできたことで今はスッキリした心境で試合に臨んでいます。

 ■引退発表し思う

 来季からは球団代表兼監督に専念しますが、どんな指揮官を目指していくのか。これまで野村克也さん、若松勉さん、古田敦也さん、ジョー・マドンさん、星野仙一さんらの名将と接する機会に恵まれましたが、偉大な先輩たちのいい部分を取り入れたいと思います。

 若松さんなら我慢。僕が新人時代に守備でポロポロやっていたのに辛抱して使ってくれました。この姿勢は選手を育てるには必要で取り入れたいのです。マドンさんは人心掌握術。豊かな発想力の持ち主で選手の起用面などで「本当にやるの?」と何度も驚かされました。その度に監督室のドアをノックして理由を聞きましたが、必ず納得できる答えを用意している。なるほどと思うことで信頼感も深まり統率力につながっていました。

 また、どんな選手を育てるか。投手なら1球で、打者ならひと振りでファンを魅了できる華のある選手。これは打者・岩村明憲が目指してきたスタイルです。そして、どんな苦境でも前向きな思考ができる選手です。

 ヤクルト時代の2002年、僕は不振に陥った時期がありました。でも神宮での阪神戦、相手先発は川尻哲郎さんで、第1打席でバットの先に当たった凡打がヒットになりました。「あれがヒットになるんだから流れがきている」と前向きになり5打数5安打。翌日も5打数4安打でスランプから脱出ました。

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