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GM制度導入見送りの侍J、「強化本部」新設のワケ 誰が小久保前監督を指名したのかはナゾのまま

 プロ・アマ合同の侍ジャパン強化委員会(井原敦委員長=日本野球機構事務局長)が4月28日に都内で開かれ、日本代表のチーム編成や運営面で監督をサポートする『強化本部』を新設することを決めた。今月15日に行われる日本野球協議会で了承されれば、トップの本部長らの人選に入る。

 賛否両論あったゼネラルマネジャー(GM)制の導入は結局見送られた。その理由は明白。GMを置けば、侍ジャパンの新監督より上に立つ格好になり混乱を招きかねない。新設される強化本部は、あくまで監督をサポートする役割に限定したものになる。

 「具体的に言えば、日本人大リーガーを侍ジャパンに招集しようとする場合、これまでは監督が直接やってきたが、強化本部がやるということ」

 強化委の井原委員長がこう明言。新監督が侍ジャパンメンバー選定の人事権を持ち、強化本部はそのアシストに徹する。

 一方、新監督人事は強化委が行い、強化本部は関与しない。5月15日の日本野球協議会で「監督人選の一任を諮ろうかと思っている」と井原委員長。責任の所在を明確化する意味で妥当だろう。

 小久保裕紀前監督に関しては、そこが最後まで不透明だった。「いったい誰が責任を持って小久保を監督に指名したのか、わからずじまいだった。だからプレミア12で韓国代表に信じられない大逆転負けを喫し、進退問題が取り沙汰されたときも、不問に付されている」と球界関係者。

 そんな経緯があるだけに、次期監督人事には透明性が求められる。15日の日本野球協議会で新監督人事が強化委に一任されれば、タイムテーブルも具体化。同22日に予定されている次回強化委で、侍ジャパンの新監督人事がいよいよ具体的に動き出すことになる。 (江尻良文)

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