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侍J人事が本格始動 メジャーとのパイプないと務まらない強化本部長と副部長の重要性

 プロ・アマ合同の日本野球協議会の幹事会が15日に都内で開かれ、侍ジャパン強化委員会(井原敦委員長=日本野球機構事務局長)からの2つの提案が了承された。

 (1)侍ジャパン新監督人事を強化委員会に一任

 (2)強化委員会に強化本部を新設し、本部長と副部長を置く

 22日に開く強化委で、新監督、およびサポート役の強化本部長、副部長人事がスタートする。

 最大の焦点は、原辰徳氏(前巨人監督)を最有力候補とする新監督人事だが、強化本部長、副部長人事も重要。「これまで監督自身が行っていた日本人メジャーリーガーとの出場交渉などを担当、監督を全面的にサポートしてもらう」(井原強化委員会委員長)という重責を担うからだ。

 小久保前監督は今年3月のWBC第4回大会を前に、自ら渡米し日本人メジャーリーガーたちに直接出場要請したが、応じたのはアストロズ・青木宣親1人。世界一奪還はならなかった。

 ましてや五輪となると、さらにハードルは高くなる。大リーグ機構(MLB)は「オリンピックはあくまでアマチュアの祭典」と参加に否定的な姿勢だ。

 それだけに、強化本部長、副本部長は、MLB、メジャーリーグ球団とパイプを持っていないと務まらない。在野の球界OBよりも、各球団の海外担当のフロント幹部が兼務するのが適材適所といえるだろう。

 だが「総論賛成、各論反対」が日本プロ野球界の現実だ。自らの球団から人材提供となると腰を引きかねない。東京五輪で史上初の金メダル獲得に挑む新監督の重要なサポート役の選出が、すんなり進むかどうか。 (江尻良文)

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