記事詳細

ロッキーズ首位の原動力、守護神ホランドの奮投 シーズンセーブ球団記録、大幅更新も期待

 米大リーグはシーズンの4分の1が終了。開幕時に私がナ・リーグ西地区4位と予想したロッキーズは、右肘手術から復活した新守護神の奮闘で首位を走っている。

 「ワールドシリーズで投げられずに落ち込んだ時期もあったが、手術とリハビリで野球から離れている間に気持ちを切り替えられた」とはロッキーズの抑え、グレグ・ホランド投手(31)。22日終了時点で、両リーグ断トツの19セーブを挙げている。

 ホランドは、球速150キロ以上の速球とスライダーを武器にロイヤルズで通算145セーブをマークした右腕だ。2014年には46セーブでア・リーグ制覇に貢献したものの、世界一となった15年は右肘痛で離脱。トミー・ジョン(靱帯再建)手術を受け、昨季を棒に振った。

 ロイヤルズからFAとなりロッキーズ入り。ホランドの活躍が原動力となり、昨季30球団ワーストの5・13だった救援陣の防御率は今季4・18と約1点も改善され、全員20代の先発陣を支えている。

 「ブルペンの精神的な柱で、チームに勝利をもたらしてくれる存在だ」と全幅の信頼を寄せるのは、今季就任したバド・ブラック監督。投手陣を整備して、ホランドにつなぐ勝ちパターンを確立したことが好スタートにつながった。

 今季の年俸は600万ドル(約6億7200万円)だが、30試合登板からさまざまな出来高払いがスタート。50試合登板か30試合交代完了で、来季は年俸1500万ドルと倍増以上で残留する選択権を与えられる。シーズンセーブの球団記録は02年のホセ・ヒメネスの41セーブで、現在のペースなら大幅な更新も可能。こういう形で予想が外れるのは悔しいどころか、うれしくさえなる。 (サンケイスポーツ一般スポーツ担当部長・田代学)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう