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伊東監督と工藤監督の深すぎる因縁 資金力に差、デスパイネ獲得うらやむばかりと思いきや…

 今季負けに負けているロッテ・伊東勤監督(54)だが、ソフトバンク戦の敗戦は一段と身にしみるかもしれない。24日の対戦(ヤフオクドーム)でも4-10の大敗を喫し、対戦成績は1勝10敗(24日現在)となった。

 そもそも昨年オフ、伊東監督が熱望していたデスパイネの引き留めに、球団フロントが失敗したことがケチのつきはじめ。その大砲を同一リーグのソフトバンクが資金力にモノを言わせ3年総額12億円(推定)で引き抜く格好になったのだから指揮官はたまらない。

 デスパイネは24日現在、リーグ2位の11本塁打、35打点。とりわけ古巣ロッテ戦はめっぽう強いときている。

 さらにここにきてロッテのフロントがテコ入れ策として獲得した新外国人は、伊東監督が希望していた大砲タイプでなく、俊足が売り物で1、2番タイプのWBCキューバ代表サントス。これでまた指揮官とフロントとの間に摩擦が生じた。

 1981年の西武同期入団で、伊東監督はドラフト1位、工藤監督は6位。ともに黄金期を支えた、終生因縁のライバルだ。一見デスパイネ争奪戦に関しては伊東監督が工藤監督をうらやむばかりのようだが、そうとも言い切れない。

 昨年1月に2019年いっぱいまで契約延長が決まった工藤監督だが、球団はデスパイネの他にも川崎宗則をメジャーから復帰させた。これだけ戦力を整備してもらいながら、2年連続V逸となったら言い訳無用。契約年数にかかわらず、進退問題を避けられないのが勝負の世界の常識だ。

 気がついたらユニホームを脱ぐのも一緒、なんてことにもなりかねない。 (江尻良文)

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