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下部ツアーにも“優作の追い風” 「HEIWA・PGMチャレンジI」で優勝、沖縄出身の新星誕生

 「日本プロゴルフ選手権」での宮里優作選手は「一番ちゅーばー(沖縄方言で強い)」だった。優勝争いでベテランの谷口徹さんを、2試合続けて蹴散らしての連続優勝。しかも沖縄開催での勝利となれば県民が盛り上がって当然。

 その波に乗ってまた沖縄出身の新星が誕生した。嘉数光倫(かかず・てるみち)くん、27歳。先週の今季チャレンジトーナメント第3戦「HEIWA・PGMチャレンジI」で念願の優勝を遂げたのだ。

 「どうしても勝ちたかったんです。勝つしかなかったんです。本当に勝ててうれしいです」と、誰彼かまわず頭を下げて、感謝の気持ちを表している姿がとても印象的だった。

 ツアー出場優先順位327位。下部ツアーのチャレンジトーナメントすら出場資格がめったに巡ってきそうにない順位。前試合の「ジャパンクリエイトチャレンジ」の出場チャンスを手にし、15位以内に入れば、次戦の出場資格を得られることを知り猛発奮。4位タイに食い込み、「HEIWA・PGMチャレンジI」の出場資格を獲得したそうだ。

 「綱渡りでのツアー出場に終止符を打ちたい」という思いで迎えた最終日最終ホールのパー5は、首位と1打差。グリーン奥から「何が起こるか分からない」と自分に言い聞かせて打ち、見事チップインバーディーでの首位タイフィニッシュ。通算12アンダーでホールアウトした小浦和也くんとのプレーオフを3ホール戦って勝利しチャレンジトーナメントの1年シードを手にしたのだ。

 「宮里さんが2連勝し、沖縄出身選手に追い風が吹いているように感じました。この試合も日本プロと同じで、雷雲接近で初日が日没サスペンデッドになり、不思議と僕にチャンスが来たように思いました。今年11月のHEIWA・PGM選手権の出場権もいただき、しかも沖縄での開催だそうで。これも何かの縁ですね」。

 沖縄に追い風が吹いている。

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