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野球は本当に古臭いスポーツなのか 「ハーパー乱闘事件」引き起こした“ゲームの不文律” (1/2ページ)

 ナショナルズの若きスーパースター、ブライス・ハーパー外野手(24)が起こした乱闘事件。どうやら、その背景には野球規則に記されていなくても守らなければならないルール、いわゆる“ゲームの不文律”があったようだ。

 2012年、フィリーズのコール・ハメルズ投手(現レンジャーズ)から当時19歳の新人ハーパーは故意死球を受けた。有望新人を手荒く歓迎するための行為だが、そのときはおとなしく三塁まで進み、本盗という粋な仕返しが称賛された。

 しかし、15年は左飛を打った際に全力で走らず、同僚の守護神ジョナサン・パぺルボンが叱責。試合中ダッグアウトで激しいもみ合いとなった。プロとして当たり前のことだが、たとえ凡打に倒れても全力疾走するのも暗黙のルールだ。

 昨年殿堂入りしたリッチ・ゴセージ(元ダイエー)はホームラン打者がバットをほうり投げる行為について「野球への侮辱だ」と苦言を呈した。一方ハーパーは「野球の不文律は古臭い。そのようなやり取りが試合を面白くする」と言った。

 さらに「野球以外の選手は試合中に感情をむき出しにしても、とがめられない。それがスポーツをよりドラマチックにしている」と意見を述べた。デビュー当時からしきたりにとらわれず、自由奔放に生きてきた20代の若者らしい考えだ。

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