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ロッテ・伊東監督“最下位独走”も…球宴まで休養させられない裏事情

 得意のはずの交流戦に入っても浮上せず、パ・リーグ最下位を独走するロッテ。伊東勤監督(54)がいつ休養しても不思議ではない状況だ。ところが、オールスターが終わるまでは休養させるワケにいかない事情がある。

 昨季は球団史上31年ぶりの2年連続Aクラス入りを果たした伊東監督は、オールスター(7月14日=ナゴヤドーム、同15日=ZOZOマリン)で全パのコーチを務める。しかも第2戦は本拠地開催だから…というだけではない。

 第1戦試合前、野球人にとって最高の栄誉である野球殿堂入りの表彰式があるのだ。

 伊東監督は今年1月、プレーヤー表彰で殿堂入り。常勝西武の正捕手として14度のリーグ優勝、8度の日本一に貢献しただけに当然。現役監督の殿堂入りは1965年の川上哲治氏、鶴岡一人氏、2011年の落合博満氏、14年の秋山幸二氏、16年の工藤公康氏に次ぐ6人目の快挙だ。

 そんな晴れがましい殿堂入り表彰式が第1戦の試合前にナゴヤドームで行われる。いくらなんでもその前に休養させ、表彰をぶちこわしにはできないというわけだ。

 どんな不成績でもオールスターが終わるまで監督の進退問題は棚上げ。その後も泥沼のままで浮上しなければ休養、というのが常識的な線だろう。さらにロッテには、監督代行を任せられる適任者が見当たらない台所事情もある。

 もちろん殿堂入り表彰のおかげで一時的にクビがつながっても、最後は成績を上げ自分の立場は自力で守るしかないのは、言うまでもない。 (江尻良文)

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