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【小林至教授のスポーツ経営学講義】現場で実感!交流戦セ・パ格差の理由 戦力が均等に分配されているはずなのに… (1/2ページ)

 今年もパリーグが圧倒的な強さを発揮しているセ・パ交流戦。導入してから12回中11回、パ・リーグが勝ち越し、通算でもパ949勝、セ838勝(55分、6日現在)と圧倒的で、身も蓋もない言い方をすれば、セ、パの間に明確な実力差があるということです。

 では、ドラフトで戦力が均等に分配されているはずなのに、なぜこんなにも実力差が開いたのでしょうか?

 巷では専門家を含め、さまざまな説が展開されています。人気と歴史と伝統のセ・リーグに対するパ・リーグの意地が高じた結果とか、DH制の有無とか、セはホームラン量産球場がそろっているため投手の成長が阻害されている、などなど。

 “移動説”なんてのもありますね。福岡から北海道まで、フランチャイズが分散しているパ球団は、飛行機による移動、それに伴う長い待ち時間、乗り継ぎ、空港から宿舎までの長時間バス移動などの煩雑さに慣れている。一方、セはお互いのフランチャイズの移動は新幹線で事足りており、交流戦で突如タフな移動に直面し、疲弊してしまうというわけ。

 こうした諸説、そのどれもが要因の一つだと思いますが、わたしはこれに加えてもうひとつ、競争の激しさの違いの蓄積が生んだ結果でもあると思っています。

 パは資金力と戦力に差があっても、もつれる傾向にあるのに対し、セは“3強1弱2番外地”の状況が長く続いた結果、競争力が低下したのではないかと。

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