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サッカー日本代表から将棋親善大使に 波戸康広氏「サッカーをやる上で将棋は素晴らしい教科書」 (1/2ページ)

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 サッカーと将棋の二刀流だ。かつてサッカー日本代表“トルシエジャパン”の主力として活躍した波戸康広さん(41)は、J1横浜のアンバサダーと、日本将棋連盟の「将棋親善大使」を掛け持ち。両業界のPRに奔走している。 (聞き手・久保武司)

 --サッカーと将棋、全く結びつかない

 「将棋は父の影響で指してました。小学6年生のときには、故郷(淡路島)の地区大会で優勝しました。サッカーを選んだけれど、もし将棋を取っていたら今ごろ『羽生か、波戸か』といわれてましたよ、きっと」

 --そんなに強いのか

 「フリューゲルスに入団したころ、同期の連中(元日本代表GK楢崎ら)と行きつけにしていた定食屋さんのオヤジさんが将棋好きで、僕は『参りました』と言わせてましたもん。将棋もサッカーと同じく、いろんな戦法があります。棋士の70%くらいの方が使うのが『居飛車』(飛車を盤の右側で使う)。僕は『振り飛車』(飛車を左側に動かす)です」

 --攻撃的戦術と守備的戦術もある

 「はい。サッカーでいうと、居飛車はまさにバルセロナですね。多くの駒をバルサのパス回しのように細かく動かします。振り飛車は速攻を軸にしますから、レアルマドリードのカウンター。棋士の方には熱狂的なサッカーファンが多い。『そこまで将棋が好きで、棋力(きりょく=将棋の実力)がおありならぜひ』と、日本将棋連盟から将棋親善大使のオファーをいただきました」

 --サッカーと将棋の二刀流

 「サッカーでは“攻撃は最大の防御なり”といいますが、ウソじゃないですかね。まずは守備ですよ。サッカーをやる上で、将棋は素晴らしい教科書です。当時はみんなにジジイ臭いといわれましたけど、今は14歳の藤井聡太四段がデビュー以来27連勝(20日現在)で話題ですよね」

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