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巨人・村田にささやかれる2度目のFA移籍 2000安打に暗雲、野球人生の岐路に

 巨人にFA移籍して6年目。名球会入りをあきらめて骨を埋めるのか、それとも新天地でもうひと花咲かせるのか。村田修一内野手(36)は今オフ、野球人生の岐路に立たされる。

 16日のロッテ戦(東京ドーム)で5打点の活躍でお立ち台に上がった新助っ人マギーが、客席の声援に応えているさなか。胸に去来する思いを押し殺すようにうつむいたまま、村田は足早に帰路に就いた。

 闘争心がまだ死んでいないなら、三塁の定位置を奪われたライバルが脚光を浴びる姿を正視できないのも仕方ない。昨季はセ・リーグ三塁手部門でベストナイン、ゴールデングラブ賞を同時受賞。だが今季は三塁スタメンは1度もなく、先発は一塁で16試合、指名打者で2試合にとどまる。

 泥沼の連敗中、報道陣に中心選手として思うところを問われ、「僕、中心選手なんですかね?」と自嘲気味に答える一幕もあった。

 「起用法が今のままなら、間違いなく出て行く」とみる球界OBもおり、鹿取新GMにとっては今オフの難題のひとつとなりそうだ。

 村田に2度目のFA移籍を後押しするのが、残り212安打に迫った金字塔2000安打だ。昨季は160安打を積み重ね、順調なら来季中の達成も視野に入ったが、出番が激減した今季はまだ23安打。大台クリアに暗雲が垂れ込めてきた。

 かつてオリックスからトレードで巨人に来た谷佳知の例もある。36歳だった2009年終了時点で1776安打も、以降は若手に出番を奪われペースダウン。13年オフには戦力外となった。8年ぶりに古巣に復帰して悲願達成を目指したが、72安打を残して15年限りで現役引退している。

 村田も谷のように、あくまで巨人での競争にこだわるのだろうか。キャリア晩年の男の決断が、今から気になる。 (笹森倫)

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