記事詳細

波戸康広氏、セカンドキャリアはプロ野球よりも大変 選手の相談事は全部自腹で (1/2ページ)

★(下)

 かつてサッカー“トルシエジャパン”の主力として活躍した波戸康広さん(41)は、(上)で紹介した日本将棋連盟の「将棋親善大使」の他、現役時代を過ごしたJ1横浜のアンバサダーとして、PR活動などに取り組んでいる。 (聞き手・久保武司)

 --最近のJリーグで問題意識を持っていることは

 「Jリーガーのセカンドキャリアについてです。いまJリーガーの引退年齢は平均25-26歳。毎年100人以上が解雇されています。11月に解雇通告があるんですが、7割…いや8割は路頭に迷っています。プロ野球で戦力外通告を受けた選手が、毎年テレビ番組で紹介されますよね。でも、Jリーガーは番組になりません。プロ野球では、ある有名選手がトライアウトの会場にベントレーで来てましたが、チームを探す前にまず車を売らなきゃウソでしょって。それだけで1、2年ご飯が食べられるのにと思いましたね」

 --自分のセカンドキャリアに向けて、現役時代に準備はしていたか

 「30歳になったときには考えましたね。まだ現役バリバリでしたけど。33歳のとき大宮で契約満了になりましたが、最後は横浜でプレーしたかったし、クラブの仕事にも携わりたかった。現役最後のシーズン中、今後やりたいことを横浜の社長の前で“プレゼン”しました。僕からお願いしたことは『社員ではなく、波戸康広として契約していただきたい』ということ。なぜなら、マリノスの社員として契約したら、選手は心を開いてくれません。結局『波戸さんも会社から言わされているんだ』と思うもの。今も選手から相談があり食事にいくときは、全部自腹をきってますよ」

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう