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楽天・松井裕、V字回復の秘密 「四球の多さは則本さんや岸さんからもいじられてます」 (1/2ページ)

 「安定感なんて、全然ないっすよ。先頭打者に四球出してばっかりですから」

 そう苦笑するのは楽天の守護神、松井裕樹投手(21)。抑えとして3年目の今季は29試合に登板し防御率0・30、両リーグ最多の21セーブ(22日現在)を挙げ首位を走るチームに貢献している。

 数字は上々でも、左腕自身は内容に満足していない。

 「四球の多さは則本さんや岸さんからもいじられてますから。『お前、見てる方の気持ちになってみろ』って。自分なんかはまだまだです」

 先輩投手陣から愛のムチを受けつつ、試合を締めくくっている。

 昨季は2年連続の30セーブこそ挙げたものの、防御率は2015年の0・87から3・32に大幅ダウン。今季はここまで見事なV字回復を果たしている。チームの投手陣を担当する星洋介球団トレーナーは、その要因は3月のワールド・ベースボール・クラシックにあったとみている。

 「去年までは試合前のルーチンにすごく細かくこだわっていた。僕から見たら『きょうは必要ないだろう』と思うようなメニューまで、毎日同じようにこなさないと不安だったようです」(星トレーナー)

 だが、国際大会ではシーズンと同じような練習環境はまず用意されず、時間的制約もある。

 「メニューをこなせないなりに何をすればいいのかを考えて、必要なトレーニングの取捨選択をうまくできるようになり、精神的な余裕が出てきた。効率的に練習ができるから余分な疲れもたまりにくい」(同)

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