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“遅咲き”の阪神・秋山、他競技から“一流の極意”学べ 頭脳を武器にもうワンランク上へ (1/2ページ)

 私の古巣・阪神の先発ローテで“遅咲きの男”が躍動しています。8年目右腕、秋山拓巳投手(26)です。

 今季、チーム勝ち頭のメッセンジャー(7勝)に次ぐ6勝をマーク。27日の中日戦(浜松)では6回2失点に抑えながら打線の援護なく4敗目を喫しましたが、2ケタ勝利は十分射程圏内です。

 実は、私の阪神投手コーチ時代(2011-13年)の教え子。ルーキーイヤーこそ4勝を挙げましたが、当時は技術面に加え、人気球団のプレッシャーや人間関係に悩み、自信が持てず苦しんでいました。

 私は「自分のことは自らが最も知っている。小さなことでも、自分から話してほしい」と訴え続けました。

 伸び悩んでいた頃、身体能力の高さから「野手に転向した方がいいのでは…」と思ったこともありましたが、今年のブレークの要因は技術、メンタル両面において芯の強さが身についたことだと思います。さらに巨人・菅野ら他球団のエース級と投げ合えたことで、自信をつけたようです。

 今後、秋山がさらに成長するには、他ジャンルのアスリートから刺激を受けることが重要だと考えます。私は現役時代に武豊、蛯名正義両騎手、将棋界では羽生善治、谷川浩司両氏との出会いが貴重でした。ジョッキーからは馬の心を読むことで研ぎ澄まされる動物的な感性を、棋士の2人からは流れを読む秘訣を学びました。

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