記事詳細

不遇の巨人・村田にツキが回ってきた “自分の庭”先発で勝利「もともと僕のポジションだから」

 巨人・村田修一内野手(36)が4日の広島戦(マツダ)で、昨季ベストナインとゴールデングラブを同時受賞した三塁手として今季初先発。不遇をかこってきた男にやっと運が向いてきた。

 7連敗中だった対広島戦で、4月25日以来の白星。今季初めて歓喜の瞬間を愛着ある三塁の守備位置で迎え、村田は「変な感じですね。でも、もともと僕のポジションだから。楽しかった」と笑顔で汗をぬぐった。

 開幕から全試合で三塁スタメンの新助っ人、マギーの打撃が梅雨入り。74試合目でようやく“自分の庭”で先発機会を得た男が、今季1勝10敗と圧倒的に分が悪かった天敵との風向きを変えた。

 6回に1点先制し、なお2死二塁。村田が薄暮に打ち上げた飛球は、守備難の左翼バティスタが見失い幸運な適時二塁打に。「ラッキーだったが、ああいう安打で追加点を取れたことは、チームにとっても僕にとっても大きい」と喜んだ。

 思えば今季は限られた打席で打点を重ねても、悲しいほど勝ちにつながらなかった。これまでの4本塁打はすべて空砲。1日の横浜DeNA戦(東京ドーム)では、1点を追う8回に値千金の3点適時二塁打で試合をひっくり返しながら、9回に抑えのカミネロがまさかの逆転満塁弾を食らい、またもヒーローになり損ねていた。

 守備でも6回無死一、三塁で併殺態勢から、三ゴロをとっさの判断で本塁に送球しタッチアウトに。無失点につなげ「しっかり状況判断できた」と本職の矜持をにじませた。苦あれば楽あり。我慢の日々が、そろそろ報われてもいい頃合いだ。(笹森倫)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース