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チャレンジトーナメントは若手とベテランの攻防、シード権は生活権でもある (1/2ページ)

 プロ将棋界は中学生棋士、藤井聡太四段の出現で活気づいている。フジイノミクスという言葉が生まれるほど、幼児教育界や飲食界にも好影響を及ぼしたのだから、まさに日本経済の救世主だ。ウチの子にも藤井四段と同じ幼児教育をさせよう、同じ勝負飯を食べてみようと考えるのも俗世間の常だ。

 ゴルフ界だって若手が台頭してくれば、グラビアアイドルみたいなゴルファー人気に乗らずとも、ニュースバリューは高まる。今季国内男子ツアーの前半戦は、残念ながら藤井四段に匹敵するような若手有望株の出現がなかった。

 その一方で、下部ツアーであるチャレンジトーナメントでは、若手選手が活躍し賞金ランキング上位(7月4日現在)を占めている。同ランク1位の大槻智春(27)、同2位の星野陸也(21)らで平均年齢は25.6歳。

 だが、チャレンジトーナメントは決して若手育成だけを目標にしているのではなく、中堅やベテラン選手にとっては再起を目指す場でもある。若手に交じって必死にプレーしている姿をぜひ読者の方々にも知ってほしい。

 賞金ランキング1位を獲得すれば翌年はレギュラーツアーに1年間参戦でき、また同ランク上位者はツアー前半戦に出場資格を得られる。試合に出場してこそのツアープロだけに、シード権は生活権でもあるのだ。

 今季はすでに7試合が終わり、残り5試合となったが、7戦目の「南秋田CCみちのくチャレンジ2017」で優勝したのが不惑過ぎの41歳、金子敬一。2015年にはチャレンジ2勝を飾り、16年はレギュラーツアー前半戦11試合に参戦。

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