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巨人・ドラ2畠に重すぎる期待 故障で出遅れ、やっと初先発も撃沈

 巨人は昨秋ドラフトで指名した上位2人の新人が故障で出遅れ。ともに大卒ながら即戦力として働けていないが、スカウト陣の目は本当に節穴だったのか。

 ドラフト2位の畠世周投手(23)=近大=は6日の広島戦(マツダ)でついに初先発。4回4失点でほろ苦い1軍デビューとなった。

 普段のほほんとした天然系キャラだが、試合後は「地に足がつかずフワフワしていた。緊張で足をうまく使えず、上体が突っ込んで引っかけることが多かった」とショックの色がありあり。

 3回には丸に低め147キロ速球を中堅最深部に運ばれる本塁打を被弾。「高くはなかったので、外野フライかと思った。これが1軍なんだなと思った」と力の差を痛感した。

 近大の先輩でもある山下前スカウト部長が素質に惚れ込み、右肘手術で出遅れることも覚悟の上で昨秋ドラフトで指名。同部長は昨年限りで退任したが、その見立て通りに右腕は実戦復帰後、最速155キロの快速球を投げ込み、1軍デビューにこぎ着けた。

 ただ、他球団に目を向ければ、横浜DeNA外れの“外れ1位”の左腕・浜口(神奈川大)は先発としてはや6勝。オリックス1位で3勝の山岡(東京ガス)、2位で18ホールドの黒木(立正大)は、巨人戦でもそれぞれ先発勝利とセーブを挙げた。

 チームの成績不振も相まって、1軍で活躍できていない巨人の上位新人に注がれる視線は厳しい。外れの外れで1位指名の吉川尚輝内野手(22)=中京学院大=は、新人合同自主トレ中に発症した右肩違和感で出遅れ。5月に顔見せで1軍昇格も、2試合無安打に終わった。

 今月になってファームで打ち始め、大器の片鱗をのぞかせているが、同じ新人の遊撃手で中日2位の京田(日大)、西武3位の源田(トヨタ)がすでに定位置を奪取。気が短いOBから「なんでウチは京田でも源田でもなく、吉川なんだ?」といらだつ声も聞かれる。

 上位ルーキーの不発は、先月の堤前GMの退任の一因にもなった。せめて近い将来大きな実を結べば、堤前GMも、同GMの意向で一掃された旧スカウト陣も報われる。(笹森倫)

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