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大谷の“代打”登場でMVP…ソフトバンク・内川苦笑い「唯一の心配事だった」

 全パが全セに6-2で3年ぶりに勝ち、連敗を3で止めて通算成績を81勝78敗11分けとした。勝ち越し打を放った内川(ソフトバンク)が4年ぶり2度目の最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 全パは2-2の八回、内川の適時打で1点を勝ち越すと、続く西川(日本ハム)の2ランで突き放した。左太もも裏の肉離れから6月下旬に復帰した大谷(日本ハム)は指名打者で先発して2打数無安打だった。全セは筒香(DeNA)の昨年から3試合連続となる本塁打などで粘ったが、救援陣が崩れた。

 第2戦は15日にZOZOマリンスタジアムで行われ、全パは則本(楽天)、全セは菅野(巨人)が先発する。

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 4年ぶりとなる球宴の大舞台でも、勝負強い打撃はやはり健在だった。途中出場した内川が勝ち越し適時打を含む2安打1打点で、全パの3年ぶりの勝利に貢献。自身2度目となるMVPに、全パの選出メンバーでは最年長の34歳からは、会心の笑みがこぼれた。

 指名打者で先発出場した大谷の代打として、七回に最初の打席が回ってきた。「唯一の心配事は大谷選手の代打だったこと。ファンの皆さんは大谷選手を見たかったと思うので、申し訳なかった」と苦笑いを浮かべたが、先頭打者として中前打。2死二塁の好機で訪れた第2打席では「「ここで打てば(MVPの)チャンスがあるかもと思った」と強振し、再び中前へ。打席での集中力は見事というほかなかった。

 心優しきナイスガイ。賞金について九州北部の豪雨や昨年の熊本地震の被災者に使ってもらう考えを明かした。「苦しい思いをしている人たちに役立ててもらいたい」が理由だ。

 ソフトバンクでは4番打者としてチームを引っ張ってきた。前半戦では63試合に出場し、打率・307、11本塁打をマーク。昨年、リーグ優勝を逃した悔しさを胸に戦ってきた。一流選手の証明でもある節目の通算2千安打にも残り34本に迫る。「日本中の方がもっともっとプロ野球に熱くなれるように頑張る」。8月に35歳を迎えるベテランは、まだまだ衰えを知らない。(浅野英介)

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