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福島オープンは参戦宣言&公表するシステム構築を 被災者支援、大会の盛り上がりにも

 昔は、指折り待っていた夏休みだったが、大人になってしまうと期間が短いから、あっという間に終わってしまう。凡人の俺は予定を立てるほどでもない。

 今週は国内男子ツアーが久しぶりに開かれる。ダンロップ・スリクソン福島オープンだ。賞金総額5000万円、優勝賞金1000万円と今季ツアーで最も小額だが、個人的にはこの大会が好きだ。復興、地域活性化、ジュニア育成を三本柱に掲げて今年4回目を迎えた東北唯一の男子トーナメント。毎回、地域密着型の企画やゴルフ普及のイベントを行っている。

 喉元過ぎればで、震災当時は注目が集まるけれど日を重ねるほどに支援の意識は薄らいでいく。その点、福島オープンは違う。熱い企画やイベントで盛り上げている大会関係者に頭が下がるばかりだ。

 開催週の月曜日にはジュニア育成プロ交流プログラムを実施。小中高生らジュニアゴルファー計15人が、昨年大会覇者の時松隆光をはじめ、中嶋常幸、古閑美保らトッププロからレッスンしてもらった。大会4日間は毎日2回、午前と午後に観戦ガイドツアーが行われる予定で、初めてトーナメント会場へ足を運んだ人でもゴルフ観戦を楽しめるという企画が毎回人気だという。保護者同伴の場合、高校生以下は入場無料。ゴルファーの底辺拡大につながるはずだ。

 先週の全英オープンで11位タイに入った韓国のチャン・キムが賞金を上積みし、宮里優作を抜いて賞金ランク1位に躍り出た。同オープン予選落ちの宮里も帰国参戦で巻き返しを図る。

 ツアーの出場締め切りは開催週の前週月曜日17時。様々な予定が入ることを考慮しての締め切り設定だろうが、こと福島オープンに限っては、大会趣旨に賛同する選手があらかじめ参戦を宣言し、公表するシステムを構築してほしい。東北のゴルフファンを、被災者を支援している証しにもなり、大会がさらに盛り上がるはずだ。

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