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【江尻良文の快説・怪説】侍J“常設化”問題点露呈 監督経験なしの稲葉氏に五輪「金」期待は酷、原氏ら適任でも招聘難しいワケ (1/2ページ)

 2020年東京五輪の日本代表監督を務める侍ジャパン新監督に、稲葉篤紀氏(44)が就任することが発表されたが、小久保裕紀前監督(45)同様、12球団での監督経験はなし。巨人監督としてリーグ優勝7回、日本一3回、日本代表監督としてもワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2回大会優勝の実績を持つ、原辰徳氏(59)という最適任者がいながら就任が実現しなかった元凶は、侍ジャパンの“常設化”にある。(江尻良文)

 原氏の就任が実現しなかったのは、東京五輪まで3年間という拘束期間の長さと、待遇面で折り合わなかったことが理由とみられる。東京五輪監督の条件面について、プロ、アマ合同の日本野球協議会関係者はこう語っている。

 「小久保前監督の契約が先例になり、準じる形になるでしょう。侍ジャパン監督の仕事一本に絞らせたり、他の仕事を束縛したりはしない」

 小久保前監督は評論家としてNHKと契約。今春のキャンプで侍ジャパンの選手を視察するときにも、NHKの取材スケジュールを優先。その後、残った球団の視察日程を追加する形だった。

 「小久保はNHKと契約しているから食えるのであって、侍ジャパン監督としての契約だけでは生活できないだろう」

 放送局関係者がこう語っていたものだが、巨人監督として何億円もの年俸をもらい、日本一、世界一の実績を誇る原氏を侍ジャパン監督に招くには、監督経験なしの小久保氏のようなワケにはいかないだろう。金銭面にとどまらず、さまざまな面で厚遇が必要になる。監督経験のない稲葉氏に決まったのは、待遇面を考えれば当然といえるかもしれない。

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