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【プロキャディーXのつぶやき】松山や石川と比べたら知名度なく… 宮本勝昌、不惑を過ぎて悟ったファンのありがたみ

 野球なら長嶋茂雄、王貞治、イチロー。サッカーならカズ、ゴルフならAON。スーパースターとスターの違い。それは影響力の大きさだと思う。憧れの選手モデルの用具を買ったり、ファッションを真似たりというコアなファン数の多さがスーパースターの証しだ。

 ダンロップ・スリクソン福島オープンは、ベテランの44歳、宮本勝昌さんが勝った。最終日に63で逆転優勝を飾り、2014年12月のゴルフ日本シリーズ以来のツアー通算11勝目を挙げた。トレードマークならぬトレードカラーのオレンジ色の勝負服を着て、9バーディーを奪取しての通算22アンダー。

 「活躍すれば僕を支えてくれている方々が喜んでくれるし、恩返しができる。そんなことを若い頃は思わなかった」

 宮本さんは不惑を過ぎての心境の変化を口にした。こうも言った。

 「40歳を過ぎた選手なら皆感じると思う。『自分はもう優勝できないかも』と。僕にとってあの日本シリーズが、人生最後の優勝だったのかなと思うこともあった」

 松山英樹や石川遼と比べたら、知名度はそう高くはないかもしれない。でも、そんな言葉が観客の胸にしっかり届いたのは、やはり2桁優勝をしているスター選手ならではだろう。

 手にした11個目のウイニングボールはギャラリースタンドへ投げ入れることはなかった。いつも愛用しているオレンジのボールでなく、ホワイトだった。この秋に発売される予定のボール(※ブリヂストン ツアーBX)。「キャリーが出て、若手の飛びに引けを取らずに済んだ」と宣伝も忘れなかった。

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