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【須藤豊のいごっそうが斬る】イライラもなくなった…巨人・阿部を支えた金言 「捕手のときと打席に入るとき、人格を変えろ」 (1/2ページ)

 巨人・阿部慎之助内野手(38)が11日の広島戦(マツダ)で1安打を放ち通算2000安打まであと「2」とした。

 巨人の生え抜きで5人目の快挙を前に、各メディアから野球人生を振り返る質問を受ける中で、かつて私が送った助言を胸に留めてきたと語ってくれていると聞き、うれしく思った。

 その助言を送った当時、阿部は入団4年目。私は就任1年目の堀内監督のもとで、ヘッドコーチを務めていた。

 阿部の打撃にはプロ入り当初から非凡なものがあった。しかし捕手は特殊なポジションで、守備に足を引っ張られる形で、せっかくの打撃が死んでいくケースがままある。駆け出しの正捕手だった阿部は、投手が打たれるとリードについてベンチでとやかく言われ、頭を切り替えられないまま打席に向かうことがあった。

 そこで私は、米フロリダで大リーグの春季キャンプ地を巡った1996年に、ドジャースの打撃コーチをしていた巨人OBのレジー・スミスから聞いた話を、阿部にしてみようと思った。

 スミスはメジャー通算2020安打、314本塁打。球史に残るスイッチヒッターだった。右打ちの私には想像がつかない両打ちの感覚について尋ね、「打席の左右で性格を変えていた」という答えにうならされた。

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