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【江尻良文の快説・怪説】長嶋氏&阿部の師弟愛秘話 「オレが一人前に育ててやる」最後の愛弟子に“名球会ブレザー”贈呈内定 (1/2ページ)

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(81)が、巨人生え抜きでは5人目の通算2000本安打を達成した阿部慎之助(38)に対し“名球会ブレザー”を贈呈することが内定しているが、当然だろう。松井秀喜氏との伝説の師弟関係同様、太い絆があるからだ。

 長嶋氏の監督ラストイヤーとなった2001年に入団した阿部はいま、こう語っているという。

 「ここまでやってこられたのは、ルーキーの時の開幕戦(3月30日・阪神戦=東京ドーム)で長嶋監督がスタメンで使ってくれたおかげ。感謝してもしきれない」

 対する長嶋氏も「球団創設八十数年で最高の捕手? それはもちろん阿部。歴代ナンバーワンだ」と断言している。というのも、“捕手・阿部”に関してこんな楽屋裏があったからだ。

 2000年のドラフト1位で中大・阿部を獲得した長嶋監督(当時)に対し、大学球界の大物監督がこう直言した。

 「長嶋さん、阿部は捕手では使えませんよ。リードが下手ですからね。大学野球のレベルでもリードに問題があったんですから、プロではとても無理です。その代わり、バッティングは素晴らしい。高橋由伸よりも上です。肩は強いので外野手に転向させたらとんでもない打者になりますよ」

 大物監督にすれば、親切心から本音のアドバイスを送ったのだろうが、この話を披露してくれた長嶋監督は、声を大にしてこう宣言した。

 「阿部を捕手として絶対に育ててみせる。ウチは捕手難だから阿部を獲得したんだ。“捕手・阿部”が必要なんだよ。キャンプから毎日、オレとコーチで徹底的に捕手教育を施す。そして“打てる捕手”として一人前にする」

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