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由伸監督はただ見てるだけ…巨人、1点差試合最弱の元凶 “CS皆勤賞”も剣が峰

 4位巨人のクライマックスシリーズ(CS)“皆勤賞”がいよいよ剣が峰。ベンチの責任ともいわれる「1点差の負け試合」が12球団最多で、高橋由伸監督(42)は競り合いの弱さが泣きどころだ。

 「見てました、あれ? ひどすぎますよ!」

 17日のヤクルト戦(神宮)に3-4で惜敗後、某G戦士はたまりかねた様子で本紙記者にまくしてた。この日の球審の広すぎるストライクゾーンに、ナインは不信感を募らせっぱなしだった。

 抗議したからといって判定が覆ることはない。ただ、指揮官が審判団にアピールすることで選手の不満はガス抜きされ、以降の判定への牽制にもなり得る。だが日頃から投球に関する質問には、「横から見ていたのでよく分からない」と“写実主義”を貫く、高橋監督が動くことはなかった。

 11年連続Aクラス入りのためには、最下位のヤクルト相手に取りこぼしは許されない。継投策にはその危機感があった。4失点の元エース内海を2回途中であきらめ、前日の16日に1軍昇格した宮国にスイッチ。必死のリレーで以降は無失点に抑えた。

 打線も3回に1点差まで迫ったが、4回以降はわずか1安打。四球や失策でもらった好機も生かせず。高橋監督は「すぐに何とか追い上げて形にはなったけど、その後なかなか試合を動かせなかった」と振り返った。

 あと1点及ばずの惜敗は今季これで22試合目。逆に1点差の競り勝ちはわずか11試合。1点差試合の勝率・333は12球団でワーストの数字だ。

 球界には1点差の勝敗はベンチワーク次第との見方がある。広島の球団幹部は一昨年オフ、1点差試合が25勝26敗だった点を問題視。就任1年目の緒方監督に「1点差負けはベンチの責任。野球がまずく、戦略が足りなかった」と指摘した。

 この日の巨人も抗議までいかなくとも、あと1点取るために、もっとベンチができたことはなかったか。代打も代走も結局使い切れなかった。

 何よりも、この1敗は痛恨だ。勝った3位の横浜DeNAとのゲーム差は「5」に拡大。いよいよ尻に火がついてきた。ちなみにDeNAは1点差試合で今季14勝8敗。勝率・636はリーグ最強である。(笹森倫)

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