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中学生で138キロ!広陵・中村の超人伝説 「広島で自分よりいい捕手いるわけないと思っていた」 (1/3ページ)

 今大会で最も名を上げた男は、広陵(広島)の中村奨成(しょうせい)捕手(3年)だ。準々決勝・仙台育英(宮城)戦(20日)でも5打数2安打1盗塁と活躍し、10-4の快勝に貢献。今大会4試合で4本塁打を放ち、18打数12安打10打点、打率・667と驚異的な打棒を振るっている。1985年に清原和博氏(PL学園)が記録した大会5本塁打の最多記録の更新も期待され、今秋のドラフト会議でも台風の目になりつつある。高校通算107本塁打の早実・清宮幸太郎内野手(3年)とも比較されるスラッガーは、中学時代から数々の伝説を残していた。(片岡将)

 「打席に入ると、お客さんが大きな拍手をしてくれて、すごく期待してもらえているのを感じます。自分が打つことで盛り上がって、雰囲気がよくなればいい」

 精悍な顔立ちに風格が漂い始めた。準々決勝に「3番・捕手」で出場した中村は、4万3000人の観客が1発を期待する中、1回1死一塁の第1打席は甘く入った直球を振り抜き、左中間を破る二塁打。チャンスを広げ、この回一挙3点先制の導火線となった。

 先頭で迎えた3回の第2打席には、火の出るような左前打。さらに「隙があれば行っていいといわれているので」と俊足を飛ばし単独スチールにも成功した。4試合連続本塁打こそ出なかったものの、グラウンドを縦横に駆け回った。

 打っては今大会すでに4本塁打。守っては、2秒フラットが合格ラインとされる二塁送球タイムの平均が1・85秒。送球の正確さも相まって、バントを処理しての二塁封殺を度々披露し、大きく評価を上げている。おまけに足まで速い。

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