記事詳細

広陵・中村奨成に恩師が告白「どうしようもないバカだった」 母子家庭で育ち…強打者成長ウラに母、祖父母への思い (1/3ページ)

 23日の花咲徳栄(埼玉)との決勝前までの5試合で6本塁打を放ち、清原和博氏(PL学園、5本)の1大会本塁打記録を破った広陵の中村奨成捕手(3年)。最多打点記録(17)、最多塁打記録(38)も更新し、一気にドラフトの目玉として注目を集めている。球界待望の走攻守揃った捕手だが、中井哲之監督(55)は「中学生の頃は、どうしようもないバカだった」とバッサリ。ヤンチャだった少年が球史に名を刻む強打者に成長した裏には、監督の熱い言葉と、女手ひとつで育ててくれた母、そして祖父母への思いがあった。(片岡将)

 「初めて中村を見たのは中学2年の頃でした。プレーはすごかったが、『野球だけうまかったらええんや』という感じでしたね。周囲への態度にそれが表れとった。髪形も学校で注意されそうな感じでね。スター選手がいるチームではよくあるんです。指導者も注意できない。ヘソを曲げて、いなくなられたら勝てないですから」

 コーチ時代に金本(現阪神監督)、監督として二岡(現巨人コーチ)、西村、小林(以上巨人)、上本(阪神)、野村(広島)、有原(日本ハム)らを育てた中井監督がこう振り返る。

 実際、中村は中学時代、広島県廿日市市の「大野シニア」に所属していたが、自身で「正直、人生をなめていました」と反省するほど、野球以外の生活態度は品行方正とは言い難かったようだ。中井監督と出会ったのはそんな頃だった。

 「野球の話は一切されませんでした。男として真っすぐな生き方を話してくださった。素晴らしい指導者の方は他にもいるけれど、そんな話をしてもらったのは監督だけでした」と中村。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース