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【田代学 ダッグアウトの裏側】見ていて飽きない機知な「背中」ズラリ 日本選手は全体的に面白みに欠けるは…

 ユニークな試みだ。米大リーグの30球団が今月25-27日(日本時間26-28日)、背中に名前でなくニックネームが入ったユニホームを着用する。

 「大リーグの選手は、だれもが家族やコーチ、チーム関係者らのサポートを受けてきた。その謝意を表すため、これらの試合は催される」

 趣旨を説明したのはロブ・マンフレッド・コミッショナーだ。週末の3試合を「プレーヤーズ・ウイークエンド」と銘打ち、着用したユニホームや帽子、ソックスを公式オークションに出品。売り上げを北米地域の野球とソフトボールの普及活動に寄付するという。

 ヤンキースも参加。ユニホームには背番号だけの伝統が破られる。今季ブレークし、現在ア・リーグトップの37本塁打を放っているアーロン・ジャッジの背中には「オール・ライズ」(全員、起立)と入る。ジャッジには英語で「裁判官」という意味もあり、開廷時などの掛け声がニックネームとして定着しているからだ。

 同じヤ軍の田中将大は「マー君」ではなく、「MASA」。日本選手は全体的に面白みに欠ける。ともにドジャースのダルビッシュ有は「YU-SAN」で、前田健太は「MAEKEN」。マーリンズのイチローは「ICHI」で、マリナーズの岩隈久志は「KUMA」。これなら元阪神のカージナルス・呉昇桓が名前のハングル表記を使うように、漢字にした方が米国のファンには受けたかもしれない。

 「コリーの兄弟」を背負うのは、昨季新人王に輝いたドジャースのコリー・シーガーの兄・カイル(マリナーズ)。左右で目の色が違うナショナルズのマックス・シャーザーは「ブルー・アイ」。ファストフード店の「カールス・ジュニア」を名乗るのは、カブスのカール・エドワーズ・ジュニアだ。

 公式サイトなどで一覧を眺めていても飽きない。機知に富んだニックネームが意外に多いからだろう。(サンケイスポーツ一般スポーツ担当部長・田代学)

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