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またも背信投球…巨人・内海、“エース気分”忘れろ 須藤豊氏「チームより自分がいかに生き残るか」

 巨人のベテラン左腕、内海哲也投手(35)がまたも背信投球。23日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発して7敗目を喫した。元巨人ヘッドコーチで夕刊フジ評論家の須藤豊氏は「エースの自覚を忘れよ」と説く。

 前日22日の同カードで勝率5割に復帰し、チームに約3カ月ぶりの貯金生活がかかった一戦。だが内海は1回先頭の京田に死球を与え、ゲレーロの2ランで早々と先制された。4回も先頭福田への四球から犠飛で追加点を許し、5回途中3失点でKOされた。

 被安打4ながら与えた四球、死球とも2個。斎藤投手コーチは「本人も自信なさそうに見えた」と評した。2勝7敗、防御率5・77。今季6度目の2軍落ちが濃厚だ。

 内海は「チームに迷惑をかけてばかり。本当に申し訳ない」と責任を背負い込んだが、須藤氏は「『チームのために』とか思っていたらダメ。もう自分のためにどうあるべきかを考えないといけない立場だ」と意識改革の必要性を力説する。

 「一途な男だから、チームにとって大事な試合ということで気負ったのだろう。だが内角をえぐって死球を与えるような投手だったか。少々の失点はありきで、両サイドへのシンカーで内野ゴロを打たせて取るのが持ち味のはずだ。今は0点に抑えようと躍起になっている。被本塁打も力みのせいだ。もっとベテランらしさ、ずるさを出していかないといけない」

 原巨人の黄金時代を支えた主戦投手は後輩の人望も厚く、チーム状況に気を配りながら投手陣を牽引してきた。だが結果が伴わず、エースとしての信頼感が失われた今、過剰な責任感は独りよがりだ。「『チームがAクラスに入れるように』などと考える余裕はない。自分がいかに生き残るかだ。必死さがもっと出てきていい」と須藤氏。内海に真の意味での危機感が芽生えるまで、復活への道筋は見えてこない。(笹森倫)

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