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杉本健勇、ハリルJの救世主なるか 水沼貴史氏が起用法を提言 ヘディングで一発!ジョーカー役も可能

 絶対に勝たなければいけないW杯最終予選のオーストラリア戦(31日=埼スタ)を前に、日本代表に初招集されたのがFW杉本健勇(24)=C大阪。夕刊フジ評論家の水沼貴史氏が起用法を熱く提言する。

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 順当だ。23節を消化しているJ1で14ゴールを挙げているのだから選ばれて当然だろう。

 彼の一番いいところ? 顔かな? 実際甘いマスクだが、冗談はさておき、まずはサイズがデカイ(1メートル87)。これまでの日本代表FWには、ただ大きいだけという選手もいたが、杉本はしなやかで技術がある。ハリルホジッチ監督は、ここにきてあえて杉本をメンバーに入れた理由を「質が高く、体格も良い。進化している」と話していたが、私はこれに「スピードがあって走れる」ということを付け加えたい。

 杉本自身これまでは、若い世代特有のムラっ気があって、いいときは抜群によくても、その好調が長くは続かなかった。90分フル出場しても、走った距離は短い試合がたくさんあった。現代サッカーにおいて、最低でも10キロ以上の距離を走らなければ勝負にならない。それが今季はしっかり走れている。

 それに、チームのFWの一角を奪った自信だ。J2から昇格したばかりにも関わらずJ1で首位争いを続けているC大阪のFWの一角は、開幕当初は元日本代表でもある柿谷だったが、それを押しのけて杉本がチームのエースになっている。

 W杯最終予選での出場を想定すると、この杉本を生かしてくれる人材がハリル・ジャパンに豊富なことも、杉本にとって追い風だ。今季インテルで上々のスタートをきったDF長友のクロスなどには十分マッチできるだろうし、FWのポジションでボールを収められるポストプレーもできる。高さもあるだけに、試合後半にヘディングで一発を期待したジョーカー役も杉本なら可能だ。

 ハリルホジッチ監督は大量9人のFWを招集した。その分、試合では複数の選手がベンチ外へはみ出す可能性が高い。しかし杉本を外してはダメだ、と言いたい。いまが旬のストライカーを4年に一度の“天王山”で起用しない手はない。(元J1横浜監督)

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