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ノムさん、巨人・阿部に愛のボヤキ 「一塁なら50歳までできる。俺の2901本を抜け!」

 捕手として“通算2000安打第1号”の野村克也氏(82)が、巨人・阿部慎之助内野手(38)に「50歳までプレーして、俺の記録を抜け」と愛のボヤキを送った。

 ノムさんは25日、ニッポン放送『ショウアップナイター』の解説のため巨人-阪神の行われた東京ドームに登場。阿部はその目の前で5回の決勝右前打を含め3安打2打点と活躍し、通算安打を2012本に伸ばした。

 13日の広島戦(マツダ)で、1500試合以上出場した捕手では古田敦也(元ヤクルト)、谷繁元信(元中日)に次ぐ4人目の2000安打を達成。26日にはセレモニーが開催され、長嶋茂雄氏(81)から名球会ブレザーが手渡される。

 そんな阿部にノムさんは「2000本ぐらいで騒がれていいな」と、まずはボヤキ。もっとも「阿部は天才バッター。才能だけで打っている。真っすぐを待っていて変化球に対応できる理想型。これに配球を読むことを加えれば、軽く3冠王を取れる」と打撃技術を高く評価している。

 それだけに「2000本など、たいした記録ではないし、通過点にもならない。一塁なら50歳までできる。50歳までやって、俺の記録を抜け!」と張本勲氏の3085安打に続く、自身のプロ野球2位・2901安打超えを命じた。

 「王(貞治)の868本塁打のようにとても手が届かない記録ではない。阿部が目標にするにはちょうどいい。十分に手が届く」とノムさんは本気そのものだ。

 またノムさんは「俺は3017試合も出て、2901安打しか打っていないのが恥ずかしい」といい続けてきたが、これは現役晩年に試合数が安打数を上回ったもの。2000安打は49人中28番目の1983試合で達成しており、阿部でも2056試合を要している。

 ノムさんは「それを聞いて安心した。ロッテなんか行くんじゃなかった」とまたボヤキ。

 元中日の谷繁は、ノムさんの歴代1位・3017試合を抜くことを目標に掲げ、3021試合の44歳で現役引退した。阿部もあと889本に迫った“野村超え”を目指して、まだまだ現役を続けてほしいものだ。(塚沢健太郎)

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