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【松本秀夫 プロ野球実況中継】数字が語る阪神の試合巧者ぶり 広島優勝は9月16日あたり!?

 29日の巨人-広島戦(東京ドーム)を実況しました。あと1本が出なかった巨人は1対2で敗北。これで今季の1点差ゲームは11勝23敗(勝率・324)。広島は23勝19敗(同・548)ですから、その差は歴然。それを上回るのが阪神で実に1点差ゲーム20勝13敗(同・606)。

 今回はさまざまな数字をご紹介しますが、阪神の試合巧者ぶりは他にも表れています。

 「ウチはホームランも少ないし、チーム打率も低い。ただ得点はけっこう取ってるんですよ」

 先週末、巨人-阪神戦の実況前、阪神の片岡打撃コーチに伺ったコメントです。阪神のチーム本塁打数は29日現在87本でリーグ5位。打率・248は同4位、総得点476は同3位。

 「うちの各打者が状況に応じて“つなぐ”打撃をしてくれている証しだと思いますね」と片岡コーチ。29日のヤクルト戦でも敵失をうまく絡めてつなぎました。

 横浜DeNAが中日に逆転負けしたので、巨人とのゲーム差は変わらず3・5。でもこの数字は額面通りじゃありません。引き分けの数が巨人の1に対しDeNAは4。この差がネックになり、巨人が勝率で上回るためにはDeNAより2つ多く勝たなくてはならない。実質両者のゲーム差は4と言えます。

 29日に今季33回目の逆転勝ちを収めた広島は優勝マジックを18としました。これはデータではありませんが、よく関係者は優勝日を推測するときに、「優勝までの日数はマジックの数にほぼ等しい」という通説(俗説?)に基づいて計算します。その線で行くなら9月16日あたり!?

 追いかけるチームには、ぜひデータや予想を裏切るドラマチックなシーズンにしてほしいものです。

 ■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。17年4月よりフリー。

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