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【江尻良文の快説・怪説】プロ野球選手会の正念場 2大難問「G山口」「提示額事前通知」はいずれも空振り (1/2ページ)

 労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は29日に都内で日本野球機構(NPB)の選手関係委員会(谷本修委員長=阪神球団常務)と事務折衝を行ったが、“2大要求”がいずれも空振り。正念場を迎えた。

 喫緊の課題は、巨人の山口俊投手が泥酔し病院でトラブルを起こした件で、球団から科された罰金、減俸などの処分が重すぎるとして、選手会が巨人に再検討、熊崎勝彦コミッショナーに調査・裁定を求めている問題。

 しかし、この日の事務折衝では「事情がわからないという球団の人もいたので、9月4日の12球団実行委員会の話し合いの結果を待つ」(選手会関係者)ということになり、1つ目の空振り。

 選手会の森忠仁事務局長は、実行委員会の結果を待って新たに動く可能性を示唆した。

 別の選手会関係者は「山口君に頼まれたワケではなく、選手会としてやるべきというスタンスで、山口君からもヒアリングを行った。巨人と山口君の話し合いに選手会も何回か参加したが、巨人が選手会を遠ざけるようになり、厳しすぎる処分が出た」と経緯を説明。「コミッショナー、実行委員会に自浄作用があるのか。なければ、別のアクションを考える」と息巻いている。

 ところが、当の山口俊は選手会の動きを関知しておらず「(選手会の)状況や流れを知らなかったので、僕の方からどうこうは言えない。驚いた? そうですね。今回こういう騒動を起こして、自分で巨人と契約することを選んだので、それだけです」と困惑気味で当事者意識がないようだから心もとない。

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