記事詳細

ハリル監督、危ういハイテンション 豪州戦に「ウン、ガンバル!」「アレ、ニッポン!」

 現金なものだ。サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、W杯本大会出場権を争うサウジアラビアが日本時間30日未明、格が下のUAEに敗れると、前日までのピリピリした雰囲気はどこへやら、上機嫌に転じた。

 同日、報道陣約150人が集結した記者会見では「豪州戦(31日=埼玉スタジアム)は失敗は許されない」と気を引き締め、「故障者が多く、われわれはいろいろな変更を余儀なくされた。しかし、それによって相手が知らない選手も入っている」と説明。本田、香川のスタメン落ち、柴崎の抜擢などが有力視される中、「私に必要なのは11人の戦士、サムライだ」と意気軒高だった。

 周囲が驚かされたのは、会見場をあとにする際、ハリル監督が「アレ(フランス語でレッツ・ゴーの意味)、ニッポン! アレ、ニッポン!」とハイテンションで連呼していたこと。

 さらに記者が「頑張ってくださいね」と声をかけると、日本語で「ウン、ガンバル!」と応じた。就任以来、厳格を絵に描いたようなハリル監督のこんな表情は初めて見た。

 勝ち点17でB組首位に立つ日本は31日に同16の豪州と対戦。勝てば本大会出場が決まる状況に変わりはなく、敗れても2位には踏みとどまる。

 勝てなくても、最終戦のサウジアラビア戦(日本時間6日未明=アウェー)では引き分け以上でW杯出場が決まる。

 ただし明るいのは結構だが、油断は禁物だ。サウジアラビア戦の試合会場の都市・ジッタは紅海に面しており、当日の天気予報は気温36度、湿度40%。「日本の熱帯夜の中でプレーすると想像すれば、わかりやすい」(協会関係者)という。

 慣れない環境、完全アウェーの雰囲気の中で本大会出場をかけて戦う重圧は想像を絶している。それだけになおさら、ホームでの豪州戦に勝っておくに越したことはないというわけだ(夕刊フジ編集委員・久保武司)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース