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虎が拾ったメンドーサの評判は? 好不調の波が激しいのは不安材料だが…

 阪神が8月31日、ウェーバー公示にかけられている日本ハムのルイス・メンドーサ投手(33)の緊急獲得を発表。支配下選手登録した。

 前日30日夕刻、甲子園球場で取材に応じた四藤球団社長は「総合的に考えて、投手スタッフの状況や(残りの)日程を考えた。(獲得に向けての)申請はしました」と認めた。別の球団フロントによると「入札したのは阪神だけと聞いている」と明かした。

 チームは今季残り30試合を切る中での補強。先発陣に目を向けるとケガで勝ち頭のメッセンジャーを欠いており、藤浪、岩貞らも本来の力を発揮できない状況。それだけに前出フロントも「この時期においての“傭兵”として彼には期待している」と話す。

 今季のメンドーサはここまで20試合に登板し3勝7敗、防御率3・97。もともと、阪神は来日4年目の右腕に熱視線を送っていたが、日本ハムが若手にシフトチェンジする過程で放出を決断。本来、新助っ人やトレードなどでの戦力補強の期限は7月末日までだが、ウェーバー公示を経ての選手譲渡は8月以降でも可能で、秋風吹き始めるなか、ギリギリの選択となった。

 球界関係者は「選手の総年俸が決まっている日本ハムにおいて今季の推定年俸1億9000万円は、費用対効果が悪い。どこか体が悪い部分があるワケではなく、実績とお金が見合っていないという判断」と説明する。

 その点、資金力のある阪神なら問題なし。好不調の波が激しいのは不安材料だが、「相手打線に捕まるのは大体、3回り目から。イニングよりも5、6回で100球というのを目安に投げるタイプで、阪神は中継ぎ陣が安定しているから、日本ハム時代より勝つんじゃないか」(前同)。

 チームはこの日、最下位ヤクルト相手に延長10回、糸井の自身初のサヨナラ弾で勝利し貯金は今季最多の「14」。金本監督はメンドーサについて「先発が足りないので期待している」と話した。追撃の虎に新たなピースが加わりそうだ。(山戸英州)

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