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辞任?続投? ハリル監督、W杯切符掴んだ歓喜直後の「辞任」発言真相 協会と壮絶せめぎ合い (1/3ページ)

 歓喜も吹っ飛んだ。サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が8月31日に行われた豪州戦(埼玉スタジアム)に2-0で快勝、6大会連続6度目のW杯本大会出場を決めた直後の会見で「残るかもしれないし、残らないかもしれない」とまさかの辞任示唆発言。しかし、その翌9月1日には「この仕事(日本代表監督)を続けようと思っている」と一夜にして撤回する言葉を口に。これらの発言の裏には日本サッカー協会との壮絶なせめぎ合いがあった。本大会の指揮を執るかどうかは依然として不透明だ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 試合終了後の記者会見室。ハリルホジッチ監督は100人を超える報道陣に拍手で迎えられた。指揮官は「温かい歓迎をありがとう。日本国民全体の勝利だ。また、(昨年4月の震災で被害に遭った)熊本の皆さんのことも考えていた。私は彼らに『W杯出場を決める』と約束していたから」と神妙に何度も頭を下げた。

 しかしこの後、想定外の発言が続いた。

 「私が早くここ(日本代表)から出ていかないかと、望んでいる方々もいらっしゃるかもしれない。もしかしたら残るかもしれないし、残らないかもしれない」

 会見場が一瞬凍り付き、騒然となった。

 「実は私は、この試合を前に帰国しようと思った。サッカーとは関係ないが、それくらい大きな問題だった」

 天下分け目の豪州戦の指揮をとらずに、自宅のあるフランスへ戻ることを考えていたというのだ。この発言には日本協会も大慌て。W杯出場決定試合の祝賀ムードも一気に吹き飛んだ。

 協会関係者によれば、親族が重い病気にかかっているという。

 それだけではない。辞任示唆の背景には、これまでくすぶり続けてきた“解任問題”がある。実際、この試合に負けていれば、ハリル監督の解任は確実な状況だった。

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