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銀髪のニューヒーロー誕生!井手口、遠藤の愛弟子は元不良 母の言葉で改心、実際は「かなりの小心者」

 8月31日に行われた豪州戦(埼玉スタジアム)に2-0で快勝したハリル・ジャパン。代表初ゴールとなる貴重な2点目を決めたのが、チーム最年少MF井手口陽介(21)=G大阪=だ。

 銀髪のニューヒーロー誕生だが、外見とは裏腹に実際は「かなりの小心者」(本人談)。天王山を前にして「日本を代表してプレッシャーがかかる。結果が求められる」とコメントの声はどんどん小さくなっていた。

 しかしこの日は獅子奮迅の働き。後半37分に自分で持ち込むと、相手DFをかわしてペナルティーエリア手前から右足を振り抜いた。FW顔負けの豪快なミドルシュートに、詰めかけた5万9492人の熱狂が最高潮に達した瞬間だった。

 福岡生まれの井手口がG大阪に入団したのは、JFLのFC大阪でプレーしている兄・正昭さんの背中を追いかけてのこと。高校は大阪・追手門学院高に通いながらG大阪のユースチームに入団した。

 けれども学校では有名な遅刻常習犯。謹慎処分を受けたこともあるという。しかし高校2年の時に母・亜紀子さんが大病を患った。「サッカーだけはがんばってくれ」という母の言葉から一念発起。高校3年になると飛び級でトップチームに昇格し、昨年のリオデジャネイロ五輪を最年少19歳で経験した。

 G大阪のボランチの大御所・元日本代表MF遠藤保仁(37)が「井手口はいずれ日本代表ボランチになる」と太鼓判を押したまな弟子。今季はハリル・ジャパンでも招集された今野泰幸(34)も押しのけて、G大阪でボランチの定位置を奪取した。

 この日の一発も「枠に入ればいいかなと思ったが、そのまま入って良かったです」と冷静に振りかえり、ゴールが決まったことは「たまたまです」とはにかんだ。

 2016年6月に夏海さんと結婚し、同月に長女・愛希(ひなの)ちゃんが誕生して、21歳にしてすでにパパだ。「もっと成長して、また代表に選ばれるよう、満足せずにやっていきます。まずは次戦アウェーで勝てるように頑張ります」とサウジアラビア戦の抱負も。銀髪にチョビひげのニュースターはこれからハリル・ジャパンの顔になりそうだ。

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