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【田代学 ダッグアウトの裏側】独走ドジャース脅かすDバックスの影 マルティネスに1戦4発食らい…

 いきなりクイズです。1試合4本塁打と完全試合。米大リーグ(1900年以降)で達成者が少ないのはどっち?

 答えは1試合4本塁打。完全試合を記録した23人に対し、16人しかいない。5日のBS放送で、ダイヤモンドバックスのJ・Dマルティネス外野手(30)がドジャース戦(ロサンゼルス)で放った4発を見ていた方は、歴史の目撃者となったわけだ。

 「球がよく見えるんだ。バットを振れば当たるんだよ」とマルティネスは球団史上初、ナ・リーグでは10人目の快挙に破顔一笑。1932年のルー・ゲーリッグ(ヤンキース)以来、ウィリー・メイズ(ジャイアンツ)や、かつてヤクルトに在籍したボブ・ホーナー(ブレーブス)らが名を連ねている「4発クラブ」に加わった。

 この直接対決では、同じナ・リーグ西地区に所属するライバル球団の勢いの差が出た。2位のダ軍は先発左腕ロビー・レイが14三振を奪い12勝目(ド軍から今季3勝目)。チームは13-0の大勝で11連勝を飾った。

 一方、7月の月間20勝(3敗)などでシーズン最多勝記録(2001年マリナーズの116勝)を更新する勢いだったド軍は急ブレーキ。日本時間5日現在、最近10試合で1勝9敗と不振にあえいでいる。

 それでも12・5ゲーム差をつけ首位のド軍の地区5連覇は確実視されているが、日本にも多くいるファンにとって心配なのは、ダ軍との相性の悪さだろう。ここまで8勝9敗。1勝2敗のナショナルズを除けば、唯一黒星先行の相手だ。

 短期決戦のポストシーズンでは勢いの差がもろに出る。1988年以来のワールドシリーズ制覇をもくろむド軍にとって、ダ軍は最も対戦を避けたい相手。ワイルドカードゲームで消えることを今から願っていることだろう。(サンケイスポーツ一般スポーツ担当部長・田代学)

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