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【プロキャディーXのつぶやき】“金さんパット”に砕かれたマークセンの夢 「JAL選手権」出場資格スルリ (1/2ページ)

 夢が叶いそう、と思った途端に目が覚めた。そんな事って意外と多いのかもしれない。手からスルリと滑り落ちる。プラヤド・マークセン(51)が落としたのは、米PGAツアーチャンピオンズ「JAL選手権」出場資格だ。

 その資格を得るためには、先週のコマツオープン優勝者になるしかなかったが、マークセンは通算9アンダーの単独首位で最終日を迎えたんだ。2位に3打差をつけ、優勝スコアについて「通算14アンダーなら優勝できる」と自信をみせていた。

 通算6アンダーの2位から通算14アンダーにするには、最終日に8アンダーで回らなければならない。「優勝はマークセン、だから2位狙い」。そんなムードが漂っていた中、猛チャージを仕掛けたのが2位につけていた3選手の1人、マークセンと最終組で回った金鐘徳さん(56)だった。

 前半で2つスコアを伸ばしたマークセンに対し、金さんは5バーディーを奪い、なんと首位に並んだのだ。後半もバーディーラッシュを繰り広げ、終わってみれば10バーディー、1ボギーの63。マークセンが予想していた優勝スコアを上回る通算15アンダーでフィニッシュしてみせたのは圧巻だった。

 マークセンも意地を見せ、上がり2ホールで連続バーディーを奪って金さんに追いつき、勝負はプレーオフにもつれ込んだ。コースに足を運んだギャラリーも、テレビ観戦していたゴルフファンもこの試合展開はさぞかし楽しかったに違いない。

 結局、金さんがプレーオフ3ホール目にバーディーパットを決めて、6年ぶりのシニア通算3勝目を飾った。最終日にプレーオフ3ホールを含めて金さんが奪ったバーディー数は計12個。

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