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秋場所、負傷者続出の異例事態!高安が右脚負傷で車いす退場 八角理事長バッサリ「体作りは本人にしかできない」

 ■大相撲秋場所2日目(11日、両国国技館)

 横綱としてただ一人出場している日馬富士は平幕の栃ノ心に下手投げで勝ち、2連勝とした。

 大関高安は小結玉鷲に押し出されて初黒星を喫した。この一番で右脚を負傷した。かど番大関の2人は豪栄道が北勝富士を押し出して初白星を挙げたが、照ノ富士は琴奨菊に寄り切られて2連敗となった。

 両関脇は御嶽海が千代大龍にはたき込まれ、嘉風は阿武咲に押し倒され、小結栃煌山も含めいずれも2連敗となった。

 この男まで、負の連鎖に巻き込まれた。3横綱が初日から休場し、優勝候補の期待を背負って土俵に立つ高安が、早くも初黒星を喫した。さらに取組中に右太もも付近を肉離れ。大関2場所目で窮地に立たされた。

 過去6勝8敗と合口の悪い玉鷲を、はね返せなかった。頭で当たってくる相手の突進をまともに受け、ほぼ無抵抗のまま押し出された。土俵での一連の動きの中で負傷したとみられる。

 自力では歩けず、車椅子に乗って花道を引き揚げると、国技館内の診療所へ直行した。会場を後にする際には明るい表情で「大したことはない。そんなに悪くない」と語ったものの、3日目以降の出場については「しっかり検査しないといけない」と明言しなかった。

 高安だけではない。人気力士に負傷者が続出する異例の事態に陥っている。高安と対戦した玉鷲は右足を痛めた。宇良は以前から負傷を抱える右膝の状態を取組中に悪化させ、今後の出場の可否が不透明な状況に。満員札止めとなった館内の熱気とは裏腹に、秋の土俵は大荒れだ。

 過密な巡業日程や力士の大型化など要因はいくつか考えられる。八角理事長(元横綱北勝海)は「けがをしない体作りは本人にしかできない」と険しい表情で自覚を促した。土俵を彩る“役者”は減るばかり。混乱収束の気配は見えてこない。(藤原翔)

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