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正捕手へ着々の阪神・坂本、梅野を打撃で圧倒 「外すわけには…」首脳陣が明かす舞台裏

 阪神の坂本誠志郎捕手(24)が正捕手の座を着々と固めている。連夜のサヨナラ勝ちを収めた10日のDeNA戦(甲子園)まで14試合連続スタメン出場が何よりの証し。首脳陣は「結果を出しているから外すわけにはいかない」と舞台裏を明かす。

 14試合の中には広島戦の痛い3連敗も含まれるが、その前後には5連勝、3連勝がある。この間の貯金は4。球団OBは「ベンチは先発投手によって梅野との併用を続けてきたが、これではいつまでたってもどっちつかずになる。当分、坂本で押そうとした方針が、結果的にはまった」と球団OBは見る。

 今季前半の両捕手の立場は全く逆だった。坂本が故障で出遅れたこともあり、4年目の梅野が正捕手の座を射止めそうな勢いだった。しかし、打力がないため代打を送られるケースが目立ち、7月に坂本が復帰すると徐々に出番は減っていった。

 「坂本の起用で心配したのは、梅野とバッテリーを組んでいた能見、小野、青柳らの投球だが、それほど影響はなかった。むしろ小野の待望の初勝利にひと役買い、岩田の復活劇も演出した。首脳陣はこのあたりも評価している」と先のOBは具体的な例をあげる。

 さらに打力でも梅野を大きく引き離す勢いである。11日現在、梅野の打率・213、2本塁打に対し、坂本は打率・275、2本塁打。打順は8番ながら、8日のDeNA戦では本塁打を含む3打数3安打4打点、10日の同カードでも4打数2安打1打点と、渋い働きを見せている。「それでも坂本にはまだレギュラーになった気持ちない。常に梅野の存在を意識しながらプレーしている。この緊張感が成長の源」と首脳陣はほくそ笑む。

 長年懸案の日替わり捕手に、ようやく解決の見通しが立ち始めたのは確かだろう。(スポーツライター 西本忠成)

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