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元大関・琴奨菊「平幕優勝」に意欲 76場所目で初の金星、“怒りの座布団”も飛んだが… (1/2ページ)

 ■大相撲秋場所3日目(12日、両国国技館)

 「勝ったことは素直にうれしいね」と琴奨菊が絞り出すように言った。

 大関時代を思い出すような日馬富士との結びの一番。行司の軍配が返り、立ち合いは成立したのに、突っ込んだ日馬富士が「待った」と力を抜き棒立ちになったところを、いとも簡単に寄り切った。

 キツネにつままれたような館内からは“怒りの座布団”も飛んだが、琴奨菊は「勝負は何があるかわからない。待ったは自分で決めるものではないし」と涼しい顔。勝ちは勝ち。新入幕から76場所目で初めての金星には違いない。

 初日から3横綱が休場した上、負の連鎖か大関高安もこの日から休場した。平成11年春場所に横綱若乃花、貴乃花、曙、大関千代大海が休場して以来18年ぶりの3横綱1大関の休場。

 NHK解説者の北の富士さん(元横綱)は怒り心頭の様子だ。「オレは60年もこの世界にいるけど、こんなひどい場所は初めてだよ。何が呪っているのかわからんけど、呪われた場所だね。神主さんを呼んで、おはらいしてもらった方がいい」

 ま、怒りはごもっともだが、たまには変わった力士が優勝を争うのも一興ではないか。元大関の琴奨菊などは役者としてはうってつけだろう。

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