記事詳細

浦和監督「なり手」ないワケ 断トツのお金持ちも…使い道さっぱり「フロントは親会社しか考えていない」

 7月にペトロビッチ前監督を解任し、応急措置的に堀孝史監督(50)を据えているJ1浦和だが、次期監督選びが難航している。

 13日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦で川崎と対戦(埼玉スタジアム)するが、2-0あるいは3点差以上の勝利がベスト4への条件。堀監督は「サッカーは何がおきるかわからない」とコメントするが、今季無冠濃厚の苦境に変わりはない。

 クラブ再建に必要な資金は潤沢だ。一般企業の売上高にあたる営業収益が年間66億円(2016年度)。純資産はクラブ史上初めて10億円を突破し、J1の18クラブで断トツのお金持ち。しかし、その使い道がさっぱりなのだ。

 浦和の親会社は昨年10月末、筆頭株主(60・8%)の三菱重工になった。ペトロビッチ前監督の年俸は推定9000万円。チームの財政からすれば年俸2億円を超えるビッグネームの監督の招請も十分可能だが、「フロントは補強費を安く上げて、親会社のご機嫌を取ることしか考えていない」(浦和関係者)といわれる。

 そんな体制だから、日本人の大物監督候補も浦和には振り向かない。日本協会・西野朗技術委員長(62)は2度監督のオファーを受けたが、いずれも断った。OBでミスターレッズと呼ばれる福田正博氏(50)も「浦和の監督業には全く興味がない」(浦和OB)とか。

 JリーグNo.1クラブ監督にもかかわらず、誰もオファーを待っていない。実にせつない状況である。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース