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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】浦和・高木俊幸、奇跡的「ボレーのループシュート」 狙ってできるプレーではないが…まぐれでもない (1/2ページ)

 J1浦和が9年ぶりにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト4進出を決めました。準々決勝第2戦(対川崎)の後半41分に見事なループシュートで決勝点を決めたのがFW高木俊幸(26)。「あれを狙ったと言ったら恥ずかしい」と本人も認める完全な打ち損じ? による偶然のゴールだったそうです。

 「狙っていなかった」と本人が認めてしまうのがいかにもトシ(高木)らしいですね。でも、こういう得点はよくあることで、むしろ完璧なシュートの方が少ないもの。「『これは狙ってないな』って絶対にバレますから」とコメントしていました。とにかく正直で、気持ちの優しい選手なのです。

 全員Jリーガーの高木3兄弟の長男として小さい頃からよく知っています。お父さん(プロ野球元横浜・高木豊氏)のDNAもあって、スピードあるプレーが持ち味。FWもしくはサイドアタッカーで豊富なキックの種類を持つ実力者。セットプレーも任せることができます。

 当たり損ねのゴールが生まれた後半41分は、トータルスコア、アウェーゴール数でも並んだ状態。川崎は退場者を出して浦和は数的優位で、全員でゴールを狙う総攻撃体制となった場面です。

 左サイドを駆け上がったトシは、中盤から供給されたクロスをダイレクトで処理する状況でした。目線も体の向きも中央への折り返しを狙っていましたが、左足のインサイドで合わせたところ、浮き上がったボールは思ったよりもゴール寄りに飛び、相手GKの頭上を越えて得点になってしまったのです。ボレーのループシュートというスーパーゴールでした。

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