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清宮、獲得に必要なのはポスティング利用の容認!? 巨人、ソフトバンクは海外FA限定だが…

 進学か、プロ行きか。決断に注目が集まる早実・清宮幸太郎内野手(3年)。高校通算111本塁打を積み上げたスラッガーは将来、米大リーグで本塁打王になることを夢見ているが、その夢をかなえられる日本のプロ球団はどこか。

 近日中に行われる父・克幸氏(50)=ラグビートップリーグ・ヤマハ監督=と母・幸世さんとの家族会議や、和泉実早実野球部監督(56)ら学校関係者との話し合いを経て、今月下旬にも結論を出すとみられる清宮。

 3位に終わった「U-18ワールドカップ(カナダ)」終了後には、優勝した米国の選手を念頭に「みんな体が大きくて、投手は球が速く、打者のスイングは速い。こういう人たちとやるのは夢がある。雰囲気もすごく好き。将来はこっちに来てやりたいと思いました」とかねがねから口にしていた大リーグ挑戦の夢を改めて明かした。

 今オフのメジャー挑戦が濃厚な日本ハム・大谷翔平投手(23)はポスティングシステムを利用して海を渡ることになるが、清宮も脂の乗り切る20代半ばから後半のうちにメジャー移籍を目指すなら、取得に最短9年かかる海外FA権を待つより、入札制度を利用するのが現実的だ。

 しかし、そもそもこの制度の利用を容認しない球団もある。これまでにポスティングシステムによる移籍を認めないスタンスをはっきりと打ち出してきたのは、ソフトバンクと巨人。メジャー移籍は海外FAに限られてきた。

 この2球団以外の10球団は過去に制度の利用実績がある。ただし、2013年に改定された現行制度を使ったのは、楽天(田中将大投手)と広島(前田健太投手)、ヤクルト(トニー・バーネット投手)の3球団のみ。旧制度下でイチロー外野手と中村紀洋内野手の移籍を認めたオリックスは、14年に金子千尋投手の制度利用を認めなかったこともある。

 来月にも再改訂される見込みのポスティングシステムをどの球団が容認するかは依然不透明だが、清宮の獲得を目指す球団はいや応なく、この制度との向き合い方を問われることになる。(片岡将)

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