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「1億円監督」激増か!? サッカーJ1監督の年俸相場に変化、マンネリ候補者リストに新風

 来季のJ1は「1億円監督」誕生ラッシュか。総額2100億円に及ぶ放映権料を元手にした「DAZN(ダ・ゾーン)」特需で、地味でマンネリな候補者リストに新風が吹き込みそうだ。

 「監督に1億円など、とても払えない」というJクラブのフロントの愚痴は、もはや時代遅れ。今後はJ1で強豪クラブと名乗るなら、「1億円監督」がその相場だ。

 金ならある。Jリーグは英国の動画配信大手、パフォーム社が運営する「DAZN」と、10年総額2100億円という国内スポーツでは過去最大の放映権契約を今季から結んだ。Jリーグの金庫が潤ったことで、成績に関係なくJ1からJ3まで全54クラブ一律に支給する「均等配分金」の原資は99・9億円に激増。特にJ1は従来のほぼ倍増の3・5億円が向こう10年間、自由に使える資金として約束された。

 これで平均年俸5000万円だったJ1監督の人件費にも余裕が出る。さっそく動きを見せたのがG大阪だ。2000年に鹿島を率いてJリーグ初の3冠監督となったトニーニョ・セレーゾ氏(62)、14年のブラジルW杯で韓国代表監督を務めた洪明甫氏(48)らをリストアップ。「1億円以上」を条件提示して交渉を始めた。

 これまでJ1の監督選考といえば、長期的な展望に乏しく、「安くてJ2に陥落しない」という水準でのたらい回しや、GMによる縁故入団のパターンが目立った。

 プロ野球などよりも、お金さえ積めば世界各地のビッグネームを招聘できるのがサッカー。ただ、逆に監督候補が外国人ばかりで、来季は「黒船監督」の激増というのも寂しい。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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