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東大エース・宮台の進路、プロ一本も正念場 スカウトがシビアな評価「上位指名は厳しい」

 「勝ち点を取れなかったのは打たれた自分の責任。前回と同じ投球をすれば対応される。気持ちの面などどこか1つだけでも上回らないと」

 そう話してうつむいたのは東大のエースでプロ注目左腕の宮台康平投手(4年)。19日の慶大3回戦(神宮)に先発したが、3回2/3を投げて8失点(自責7)KO。16日の1回戦で2失点完投勝利を挙げ、この日は2002年秋以来、15年ぶりの勝ち点奪取を懸けた中2日の登板だっただけに、10-13の敗戦に肩を落とした。

 1-0の3回2死一、三塁からドラフト候補の岩見雅紀外野手(4年)に左越え逆転3ランを被弾。4回にも3本の適時打にスクイズも絡められて一気に5点を奪われて降板を命じられた。

 文系最高峰の東大法学部に在学しながらも進路は「プロ一本」。昨年6月の日米大学野球では自己最速の150キロを計測した俊英に注がれる視線は熱く、ソフトバンク、横浜DeNA、日本ハム、楽天など6球団が視察したが好結果を続けることはできなかった。

 日本ハムの大渕スカウト部長は「16日の試合では144、5キロも出ていたし、春とは違って左肩の不安がなく投げられているのはいい材料。先発タイプなので、中1日や2日で結果が出ないのは問題ないともいえる」と前向きに話した。

 一方で他球団のスカウトは「ポテンシャルの高さは評価したいが、休養が十分でも試合の後半になると球速が一気に落ちるスタミナのなさが気になる。東大というブランドを考えても、肩周りのケガの多さも含めて上位指名は厳しいのでは」とシビアな評価だ。

 10月26日のドラフト会議までに早大戦(9月30、10月1日)、法大戦(同7、8日)、明大戦(同21、22日)と3カードの登板機会を残している。評価が分かれるだけに、最後の1カ月での内容はドラフトに大きな影響を与えるだろう。(片岡将)

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