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【そういうことだろ~】ヘタフェ・柴崎は持ってる選手か 代表監督がハリルさんである以上、宝の持ち腐れ

 サッカー日本代表MF柴崎岳(25)=ヘタフェ=がスペインリーグ第4節(16日)で、あのバルセロナ相手に決めたボレーは、めったにお目にかかれないスーパーゴールだった。代表の主軸を担えるテクニックの持ち主だが、取り巻く環境は厳しい。(聞き手・久保武司)

 --彼が中学生の時に初めて見たんですよね

 「そう。今回のゴールに匹敵する衝撃だったね。場所は彼の地元・青森。高校生と試合をしても遜色ない視野の広さは、必ず代表に呼ばれると思わせるレベルだった。柴崎の前にJ1鹿島の10番をつけた本山(雅志=現J3北九州)を、高校生のときに見た以上の驚きだったよ」

 --昨年のクラブW杯ではレアルマドリード、今回はバルセロナ。スペインの両巨頭を相手にゴールで結果を出した

 「でも、こんなこと言ったらきっと怒られるけど、とっても心配なんだよ。柴崎のことが…」

 --どういうことか

 「日本代表の監督がハリルホジッチさんである以上、柴崎中心のチームづくりはまずない。これまで代表の主軸だったヒデ(中田英寿氏)や(中村)俊輔(J1磐田)クラスの技術があるのに。宝の持ち腐れになっちゃうな…って」

 --それにケガも心配

 「その通り。プロ野球でもそうだけど、名選手は大ケガを絶対にしない。ヒデは21歳でイタリアへ移籍した初戦で、当時王者だったユベントスから2ゴールしたろ(1998年9月13日)。あの後にケガをしたか? プレー中にプレッシャーを受けて倒れることも、めったになかった。ケガのない選手は、監督にとって起用しやすい選手でもあるからね。しかし、柴崎はあんなに素晴らしいゴールの後に、左足甲を痛めて交代してしまった」

 --相手選手に足を踏まれたという情報がある

 「それが事実なら重傷だよ。スパイクのポイントで踏みつけられたら、いとも簡単に足に穴があき、貫通してしまうこともある。柴崎が“持ってる”選手なら大きな故障ではないはずだ。いい選手には実力とともに運も必ずつく。テクニックは完璧なんだから…」

 ■清水秀彦(しみず・ひでひこ) 1954年11月4日、東京都生まれ。ポジションはMF。浦和市立高、法大、日産サッカー部(現J1横浜)で日本一を経験。93年のJリーグ開幕戦で横浜Mを率い勝利を収めたのを皮切りに、Jリーグ4クラブで監督を務め通算134勝を達成。

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