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【甘辛戦記】“完勝劇”レイデオロ、ジャパンCで現役最強証明へ ルメール「もっと良くなる」

★神戸新聞杯

 “盤石”の取り口だ。ダービー馬レイデオロにとっては、休み明けも、初の長距離輸送もビハインドにはならなかった。藤沢和調教師、ルメール騎手が「上手でビックリした」と口をそろえた好スタートから正攻法のスタイルを貫くと、直線はただ抜け出すだけ。2着キセキをまったく寄せつけない完勝劇だった。

 「久々の2400メートルで心配な面もあったが、文句なし。馬体が(4キロ)減っているとは思わなかったが、疲れもなく、順調にこれていたからね」と、名伯楽から安堵感が伝わってきた。

 ルメール騎手も理想的なライディングを終え、「さらに頭が良くなったね。スタミナがあり、直線に向くと息が入り、よく伸びた。楽に勝てたね」と笑顔。

 今回、大事だったのがこの“楽”。ダービー2、3着馬も皐月賞馬も不在なら勝って当然だが、重要なのは勝ち方。早くからジャパンCを目標としており、古馬と激突するためにはそれこそ、楽勝するようでなければいけなかった。

 期待どおりの答えを得て「この馬の良さは、競馬では走りたがるが、普段は落ち着いていて、利口で取り扱いやすいところ。力まないのがいいね。ジャパンCに向け、しっかり調整していきたい」と、対古馬への自信を得たトレーナー。おそらくキタサンブラックが総大将となる古馬陣に、真っ向勝負を挑んでいける。

 ルメールも、「メーンターゲットのジャパンCはもっと良くなる。自信はありますね」と言い切った。

 昭和の馬券オヤジとしてはダービー馬が菊花賞に出ないのは寂しいが、適性の高い舞台でこそ最高のパフォーマンスができる。より高いステージへ上昇してほしい、強いダービー馬だ。(夕刊フジ・水谷圭助)

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